京都からアフリカへー大同マルタコレクションにみる1960年代京都の捺染産業
@京都工芸繊維大学 美術工芸資料館に行ってきました。
「大同染工株式会社」が、
戦後、海外輸出用(主にアフリカへの輸出向け)に生産した
プリント生地の意匠開発のために収集した民族衣装や生地資料の一部を見ることができました。
アフリカの布だけでなく、インドのサリー、インドネシアのバティック、
中南米の綴れ織、フィジーのタパなどの衣装や裂も展示されていて
充実の展示内容でした。
「1960年代の京都では、機械捺染の技術によりアフリカ向けの衣料が大量に生産されていた。」
ということが実感でき とても興味深かったです。
西アフリカと東アフリカで 布のデザインが異なるのですが
それぞれの好み・流行にあわせて、日本で作っていた、というのもおもしろいな・・・と思いました。
(もちろん、日本だけでなく、オランダの布を輸入していたり、ゆくゆくは
それぞれ、自国で布を生産するようになるのですが・・・。)
とても刺激的な展示でした♪
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
2013年5月27日(月)から2013年8月10日(土)まで
(日曜・祝日休み)
10:00-17:00
京都市左京区松ヶ崎橋上町
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
1Fにある 少し古いフランス(?)のポスターも素敵でした♪