最近、すごいはまっている本です。
『いのちを纏う―色・織・きものの思想 』
志村 ふくみ (著), 鶴見 和子 (著)
/藤原書店
『一色一生 』
志村 ふくみ (著) /求龍堂
紬織りと染織の優れた技術によって知られ、重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けた 志村ふくみさんのエッセイです。
今までもいくつか、「わぁ・・・」と思う本はあったけど、これは久々に、すっごい感動しました。
たぶん、自分が今、染織をかじっているからだろうけど。
『植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が色をとおして、映しだされているのではないか。』
(『一色一生』より)
とあって、及ばずながら、私もそうだと思ってた。。。
桜の枝は、花が咲いた後では染まらない。
花が咲く前、枝に花のチカラが宿っているときに、染めるときれいなピンクに染まったりする。
だから、草木染めは、貴重な植物の生命を頂いているんだと・・・。
織に対する考え方とか、自然とのつながり。
着物を日本人はもっと大切にするべきだ・・・
(着物も、もっと着やすいように変化していい)
みたいなお話で
良い刺激を受けました。
植物だけで、こんなにきれいな色を出せるのか・・・ということにもビックリ。
そして、その志村さんが染めて、織った着物たちが今なら、4月8日まで、滋賀県立美術館で
1959年から2004年までの代表的な着物作品が
見られるそうです。。
(
http://www.biwa.ne.jp/~sg-kinbi/exhibition/exhibition_now.html)
すごい行きたい。
行こう。
どうにかして。
日帰りでも。
見に行こう。
今週は、なぜかドタバタしてて、製作が進まなかった。。。
春物の準備をしないとなぁ。。。