あいにくの雨でしたが
先日、横浜で2つの展示会を見てきました。
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日本の夏じたく展
@三渓園
どれもこれも素晴らしい作品の数々。
ガラス、陶器、織、染め、刺繍、漆、銀細工、折形・・・などなど
ずっと見ていても飽きることのない作品ばかりでした。
私は、まだまだ遠く届かない。
ずっと先を歩いているような人たちの作品でした。
私もがんばろ。と思います。
熨斗(のし)、ポチ袋、お祝いの袋などとして
今もある「折形」も興味深かったです。
なんでも、室町時代の頃から始まり
公家は 絹の布で包む
武家は 紙を折る「折形」で包む。
この武家文化が発達して
紙で さまざまなカタチの「折形」が発展していった、とのこと。
中身をあけなくても、その形で中に入っているもの(胡椒、お香など)が分かったり
その流れが「折り紙」に発展していったり…。
と、とても興味深いものでした。
詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
「
折形礼法の考察」
ご丁寧な解説。ありがとうございました〜。
生糸貿易で財をなした 原三渓さんのお庭も 見事でした。
そして、次に向かったのは、シルク博物館
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シルク博物館
「
三浦景生展 −空飛ぶ野菜の芸術家」
最初は、抽象画の展示が多かったのですが
後半、いろいろなカタチで出てくる トンデル野菜の絵が
とっても素敵☆
確かに、野菜は生きていて
ヒカリを発しているのかもしれない…
と思いました。
植物はどれも、これも、おもしろいデザインをしてると思うけど
野菜って こんなにデザイン性のあるものなのだ・・・と
改めて思いました。
一緒に見に行った人も おもしろがって見てくれたから
余計に おもしろかったのだろうな…と思います。
まだ頭の中に 虹色のキャベツやにんじん、うど、セロリの画像が
残っているから 印象的な絵だったのだ…と思います。
織に直結するものではないけれど
色使いとか、いつものものが違う感じでオシャレに見えるところが
おもしろくて勉強になった展示でした。